世界遺産・国指定重要伝統的建造物群保存地区、荻町合掌造り集落「白川郷」、
が正しい?名称のようです。

白川郷を、久し振りに尋ねてきました。
これは展望台からの眺めです。合掌集落の妻側は、北向きというより
やや北西に向いています。
冬の厳しい風雪から守り、日照時間を多くとるための知恵でしょう。

雨がパラパラし始め、大急ぎのスケッチ2枚です。
1枚10分そこらの所要時間です。雑な絵ですが、ご容赦ください。
以前訪れたのは世界遺産登録(平成7年)前でしたから、15年ぶり?!
数回機会がありながら行きそびれていました。
東海北陸道の白川IC下車も初めてです。
来訪者が年間150万人、数10億円村に落としていくと聞き驚きましたが、
一人1,000円として15憶ですから、土産や飲食に、宿泊もあるので確かにと納得です。
大きな観光産業に発展しています。

消防訓練で散水している風景や、月明かりのようなライトアップに、
集落の浮かび上がる情景を 写真で見かけますが、
荻町城址横の、この展望台からのアングルのようです。

短時間のスケッチそのままアップ(サインも落款もないです)しましたから、
写真と見比べると、印象で描いている部分とズレがありますね。
感性で描いたほうが、活き活きしてると言いますが、
なかなかその域には行けません?

国重要文化財指定、和田家の東側外観です。
裏側に当たりますが、落ち着いた風情が感じられます。

国重要文化財指定、和田家の北側外観です。4階(層)が見て取れます。

和田家軒下です。茅葺の新しさから、数年前に葺き替えたようです。
合掌の斜め材は、持ち出し材で受けた桁の上に置かれています。
雪の重さを逃がし下階が少ない荷重負担になる工夫が、
なされていることが分かります。
構造計算などない時代の、伝統的経験学の偉大な知恵です。

江戸時代に庄屋、役人を務め帯刀が許されていました。
30〜40人暮らしていたそうです。明治に入り初代村長に選ばれた由緒ある家だけに、
床の間の材料にも貴重な材が見られました。
蛍光灯はいかがなものかという気がします。

硝煙に燻された黒い色が、長い年月の重みを感じさせてくれます。
合掌を形作り、屋根を支える小屋材です。藁縄や、若木の蔓で接合部をしばり、
きしんでも元に戻ることを計算しています。
実は20数年前にも、高山からバスで訪れ、宿泊したことがありますが、
障子の外に板雨戸だけでしたが、寒くなかった覚えがあります。
様変りは歴然です。ここでも、秘境の尊さが薄れた寂しさを感じながら、
合掌の里の昔の暮らしに、思いを巡らしてきました。