世界遺産・白川郷探訪

世界遺産・国指定重要伝統的建造物群保存地区、荻町合掌造り集落「白川郷」、
が正しい?名称のようです。

白川郷展望中央091102_1114~0001

 白川郷を、久し振りに尋ねてきました。
これは展望台からの眺めです。合掌集落の妻側は、北向きというより
やや北西に向いています。
冬の厳しい風雪から守り、日照時間を多くとるための知恵でしょう。

白川郷せせらぎ駐車場091103_1104~0002

 雨がパラパラし始め、大急ぎのスケッチ2枚です。
1枚10分そこらの所要時間です。雑な絵ですが、ご容赦ください。

 以前訪れたのは世界遺産登録(平成7年)前でしたから、15年ぶり?! 
数回機会がありながら行きそびれていました。
東海北陸道の白川IC下車も初めてです。

 来訪者が年間150万人、数10億円村に落としていくと聞き驚きましたが、
一人1,000円として15憶ですから、土産や飲食に、宿泊もあるので確かにと納得です。
大きな観光産業に発展しています。
 
白川郷展望東側091102_1138~0001

 消防訓練で散水している風景や、月明かりのようなライトアップに、
集落の浮かび上がる情景を 写真で見かけますが、
荻町城址横の、この展望台からのアングルのようです。

白川郷東側091103_1104~0001

 短時間のスケッチそのままアップ(サインも落款もないです)しましたから、
写真と見比べると、印象で描いている部分とズレがありますね。
感性で描いたほうが、活き活きしてると言いますが、
なかなかその域には行けません?

白川郷和田家裏091102_1149~0001

 国重要文化財指定、和田家の東側外観です。
裏側に当たりますが、落ち着いた風情が感じられます。

白川郷和田家091102_1151~0002

 国重要文化財指定、和田家の北側外観です。4階(層)が見て取れます。

白川郷和田家軒下091102_1157~0001

 和田家軒下です。茅葺の新しさから、数年前に葺き替えたようです。
合掌の斜め材は、持ち出し材で受けた桁の上に置かれています。

 雪の重さを逃がし下階が少ない荷重負担になる工夫が、
なされていることが分かります。
構造計算などない時代の、伝統的経験学の偉大な知恵です。

白川郷和田家床の間091102_1201~0001

 江戸時代に庄屋、役人を務め帯刀が許されていました。
30〜40人暮らしていたそうです。明治に入り初代村長に選ばれた由緒ある家だけに、
床の間の材料にも貴重な材が見られました。
蛍光灯はいかがなものかという気がします。

白川郷和田家3階091102_1207~0001

 硝煙に燻された黒い色が、長い年月の重みを感じさせてくれます。
合掌を形作り、屋根を支える小屋材です。藁縄や、若木の蔓で接合部をしばり、
きしんでも元に戻ることを計算しています。

 実は20数年前にも、高山からバスで訪れ、宿泊したことがありますが、
障子の外に板雨戸だけでしたが、寒くなかった覚えがあります。
様変りは歴然です。ここでも、秘境の尊さが薄れた寂しさを感じながら、
合掌の里の昔の暮らしに、思いを巡らしてきました。


とうふや「豆蔵」の寄せ豆腐御膳

とうふや「豆蔵」大曽根店の寄せ豆腐御膳

寄せ豆腐御膳1000840_convert_20091031120934

 食欲の秋真っ盛りです。というわけではありませんが、手前味噌的な、ちょっと変わった料理をご紹介致します。実はこの料理紹介コラムは、私が所属のJIA(日本建築家協会)東海支部の機関誌11月号(11月1日付で発刊です)、東海のとっておきコーナーに載せたもので、原稿を引き受けたものの、締め切りも近付き、はて?どうしようと迷った挙句、身内の店だけど、実際美味しいし、健康的にもお勧めかなと、書いたものです。

 「豆蔵」は、おからから作ったお菓子、きらず揚げや、プリンやハンバーグなどヒット商品を出している、おとうふ工房いしかわ(本社高浜市)のアンテナショップでもあります。松坂屋本店、銀座店、豊田店、中部国際空港(セントレア)、他にも出店しています。店内は、建築デザイナーによる落ち着いた雰囲気です。

 お勧めは、セレクトランチの寄せ豆腐御膳。愛知県産の大豆を使い、伊豆大島のにがりで寄せた豆腐です。煎り胡麻などを小鉢で擦ってかけ、湯葉刺し、胡麻豆腐、県産こしひかり、地元産味噌の味噌汁で食べます。おとうふ工房いしかわの社長は、筆者の義弟です。是非近くのお店に足を運んでみて下さい。

住所:名古屋市北区山田1-3-22 052-991-1014 www.otoufu.co.jp/mamezo/index.html
営業時間:10:00〜18:00  年中無休


 

木愛の会講演会「木の建築の可能性を探る」

木造都市研究会・木愛の会 講演会「木の建築の可能性を探る」

腰原先生講演会2,4IMG_1216_convert_20091031115417
 私が、代表世話人を務めます、木造都市研究会・木愛の会で、表題の講演会を開催しました。
以下は、ご案内のコピーです。秋の行事の多い時期で、参加者が少なかったのは残念でしたが、
大変興味深い研究をされている講師の腰原先生のお話は、
あっという間に1時間半が経ちました。
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 木造都市研究会 木愛の会 講演会のご案内
 木の建築の可能性を探る
  講師:腰原幹雄氏(東京大学生産技術研究所准教授 木質構造学)

 今回は、講師に腰原幹雄先生をお招きして木の建築の可能性についてうかがいます。
腰原先生は、木質構造を専門とする構造家で、住宅、公共建築の構造設計とともに、伝統木造・近代木造の調査や保存にも携わっておられます。

古くから木材を使用してきた日本。腰原先生は、時間軸と建物規模で木構造建築を分類し、それぞれの構造的特性、問題点を浮かび上がらせ、日本の木造建築を俯瞰するなかで、現代の木造建築を展望されています。「文化として守らなければいけない木造建築がある。

その一方で、今、新しい素材として木が提示されたらどう使うか。今までのしがらみや単純な木造信仰といったものを断ち切ることで、新しい「木」がどんな楽しい空間を生み出すかに向かっていける」と語る腰原先生。
今、日本の木造建築がどのような状況に置かれているのか、木造建築の普及を阻むものは何か、先生のお話を通して、もう一度「木の建築」をとらえ直し、これからの日本の都市と建築を考えていきたいと思います。ぜひ、ご参加ください。

●日時 2009年10月24日(土) 15:30〜 17:30 (15:00より受付)
●会場 丸美産業株式会社 5階会議室

絵画鑑賞

 知人が3人、出展されている絵画展を鑑賞してきました。

第17回と歴史もありますが、私の鑑賞は今年で3回目です。
メンバーは現役を退かれてから長い、70代以上の方の会で,
最高齢の方は90代とお聞きし、驚きと尊敬です。

腰を据えて取り組まれて居られることを感じさせる、
熟練作に多数出会いました。
知人のお一人は今年、日展入選を果たされました。
気になった作品が多数ありましたが、数点アップしてみます。

乱流、清水昭 091023_1642~0001

「乱流」油彩
渓流の澄んだ水が、岩の上を激しく流れていくさまが、見事に描かれていました。
水の下の岩の色が実に巧みに表現されていました。

春の上高地A、加藤邦彦、水彩091023_1639~0001

「春の上高地A」 水彩(ガッシュ)
乱暴にも思える、思い切った筆使いで、深い樹木の中にいぶく春の息遣いが、
見事に表現されていました。

漁港、有木喬、ガッシュ091023_1641~0001

「漁港」 パステル
写真では見えない、細いワイヤーが多数描かれています。
繊細な表現ですが、漁に出港する漁船の緊張感も感じられました。

私が小学高学年から中学生のころ、コンクールに出すため、
漁港を題材にして、画用紙に不透明水彩で描いたころを懐かしく思い出しました。
(大抵何か、賞を頂きましたが、最高賞は、高知新聞のこども新聞主催で、
小5のときに1週間、高知から関西、関東への社会科見学、招待旅行でした。)
そうしたことが背景にあって、その延長に、建築家を志すことになる、
本人にも分らない芽が、潜んでいたのかも知れません。

安曇野黎明、富田憲、091023_1640~0001

「安曇野黎明」 油彩
壮大なアルプスを背景に、澄んだ清流の流れを遠近感豊かに描かれていました。
雪山にさす陽光の一瞬の捉え方も見事です。

他の人の、優れた作品を鑑賞すると、参考になり、励みになることはもちろんですが、
まだまだ手の届かない、奥の深さを感じます。


豊田市美術館

豊田市美術館池越し091010_1237~0001

豊田市美術館池越しに臨む

谷口吉生氏の設計です。久しぶりの訪問です。
おととし訪ねた、谷口氏設計NYの現代美術館は、都心のビルに囲まれた敷地での
改修増築でした。全然環境が違っていて興味を持って見てきました。

 芸術の秋堪能と言いたいのですが実は、娘の大学の課題で、
美術館レポートのお付き合いです。
 誘われてOKしたものの、運転手やら、入場料やら、昼食まで持たされる羽目に^^;

東アジア文化を題材の企画展をやっていました。

「近代の東アジアイメージ」 2009年10月10日[土] 〜 12月27日[日]
おもに昭和の初めから戦前に支那、満州、朝鮮で日本人画家の描かれた作品です。
思いもよらない題材の、スケッチや油絵に遭遇し、見入ってしまいました。

豊田市美術館池越し北091010_1210~0001

池越しに、北の林を望む
以前訪れた時より、ずいぶん茂っていて森になっていました。

高橋節郎1000846_convert_20091016170409

 高橋節郎館の、漆の作品の素晴らしさは何回見ても、言を待ちません。
 撮影禁止なのにノンストロボで1枚だけ、スミマセン。。

 正午過ぎまでゆっくり鑑賞していましたが、若い人が随分多いのが印象的で、
企画展のテーマにひかれてとは思えず、不思議でしたがいい傾向と思いながら、
美術館を後にしました。